クライマックスシリーズ ファーストステージの見どころ9月の10連勝に象徴されるように、最後の2ヶ月で26勝10敗4分けと驚異的な追い上げでクライマックスシリーズ出場をつかんだ。対ファイターズは11勝12敗1分けと負け越しているが、8月以降は9勝4敗と好結果。良い状態でクライマックスシリーズに挑むことができる。先発が試合を作り、絶好調のリリーフ陣で締める!!ファイターズ戦のチーム防御率は3.50と平凡な数字。
しかし、10月の5試合で失点は最大3点まで。中でも涌井、西口はそれぞれ最後の対戦で好投を見せ、白星を手にしている。特に西口は今季ファイターズ戦で2戦2勝、防御率0.53の好成績を残し、6年ぶりの完封勝利もファイターズ戦で挙げた。最終戦でも11三振を奪って勝利。クライマックスシリーズ進出の立役者となった。また、終盤の猛追を影で支えたのが救援陣。岡本篤は9月、10月で19試合に登板してわずか1失点で、15試合連続無失点。今季5勝のすべてをこの2ヶ月でマークするなど、素晴らしい安定感を披露し、シーズンを終えた。
22セーブをマークした牧田は、圧倒的存在感を放った。9月が1勝8セーブ、防御率1.17、10月は1勝3セーブ、防御率0.84。最終戦で失点するまで17試合連続無失点。対ファイターズは1勝1敗5セーブ、防御率3.60だが、敗戦は4月に先発した時のものでリリーフ失敗はない。先発が7回まで好投すれば、ラストは頼もしい2人が控えている。投手陣は、本塁打・打点の2部門で3位の成績を残した中田を対戦打率.229に封じた。許した打点10はパ・リーグのチーム別で最少。相手の得点源を恐れる必要はない。
しかし、糸井には対戦打率.378と得意にされており、ファイターズ打線を封じる鍵は糸井をどう抑えるかにある。ファイターズは9月が打率.218、10月が打率.230と打撃不振が原因で大きく失速。一方でライオンズ投手陣は10月の14試合で防御率2.57と最後に素晴らしい安定感。調子は対照的。スコアボードに0を並べるのも難しくはない。最強のトリオと若獅子の躍動でエース攻略へ!打線は1年を通じて猛威を振るった。本塁打103、得点571はともにリーグトップ。打率.253もリーグ2位の成績だ。
対ファイターズは打率.246とわずかにアベレージを下回ったものの、2ケタ得点が2試合、9得点も2試合と爆発する試合も少なくなかった。
第1戦は相手のエース、ダルビッシュの先発が濃厚。今シーズンは1勝1敗で、開幕戦では7点奪った実績がある。2戦目以降に先発が予想される武田勝、ケッペル、ウルフは全員、対戦防御率が4点台と打線が相性の良さを見せているだけに、初戦でダルビッシュをたたけばシリーズ突破に大きく近づき、チームの勢いを加速させることができる。そのためには3・4・5番を務める主軸の活躍が不可欠。特に中村は全試合出場を果たし、本塁打、打点の二冠を獲得。本塁打48は2位を20本以上離す、驚異的な記録だ。ファイターズ戦でも打率.267、本塁打10、打点24の活躍を見せた。中島は得点圏で栗山に次ぐリーグ2位の打率.351をマークし、殊勲安打の数もリーグトップタイ30本の中村に次ぐ29本と勝負強さを見せている。
フェルナンデスは対戦打率.359、本塁打4、打点20とファイターズ戦で好成績。
合計で打点297を記録したリーグ最強のリーグ最強の主軸の力で難敵を攻略といきたい。
野手陣に新たな風を吹き込んだ若獅子にも注目。3年目の浅村はシーズン終盤に大活躍。
10月は打率.460のハイアベレージを残し、試合数が少ないにも関わらず月別で最高の打点10。ルーキーの秋山はセンターに定着すると好守でチームの危機を何度も救った。また、規定打席未満ながらリーグトップに1本差に迫る6本の三塁打を放っており、両翼の広い札幌ドームではこの特性が生きるはず。対戦打率.314とファイターズが得意で、バッティングでの活躍も大いに期待できる。ライオンズ打線は9月、10月で2ケタ安打を実に18回もマーク。猛威を振るった獅子が勢いそのままファイターズ投手陣を飲み込む!!※殊勲安打=「先制打・同点打・勝越打」を累計した数字。